骨髄ドナー候補になったお話~その5~
あけました。>挨拶
忘れていたわけではないんです、書く暇がなかったというか気持ちがついてこなかったんです(クソ)
今更ながらタイトルもドナー候補じゃなくてドナーにで良いんじゃないかと疑問に思ったりもしてますが私は元気です٩( ᐛ )و
それでは本題に。
入院したところからですね。
入院する前に骨髄提供された方のブログとかを色々と読み漁ったりしたのですが、個室の方が圧倒的なんですよね。
そりゃそうだよなーと思いつつも、個室だったら個室料はどうなるんだ?あれは保険適応外のコストでは……?と色々過ぎりましたがどうやら杞憂に終わりました。
当初は違う病棟に入院予定だったそうです。それが何故かクリーンルームの4人部屋に。4人部屋と聞くと水曜どうでしょうが出てくる始末。
ここにヒゲはいねぇ('A`)
クリーンルームというのはですね、血液内科には白血球数が極端に少ない患者さんがおるのですが、その人たちっていうのは免疫力が低いんですよね。戦ってくれる白血球が少ないのですから想像はつくと思います。
そういう人たちを守るためにあるのがクリーンルームです。空気清浄度が高ければ感染を防げるのではという考え方に基づくようです。
ちなみにだいたいの人の白血球数は4000~9000μl程度だそうです。男女差はなく、子供は大人より高値になります。
なお白血球数は個人差があり、一時的に増減はしてもホメオスタシスによって一定に保たれます。なので元から少ない人もいたりします。僕も実はやや少なめだったりします。少ないと免疫力が低くなるのでアレルギーとかになりやすいそうです。
クリーンルームにいる方は白血球数が1000μl以下だったのでその少なさがよく分かると思います。
クリーンルームですが、手洗い場の奥のドアを隔てた先には空気清浄機がゴウンゴウンと音を立てている空間があり、お見舞いにきた人間ですら許可無しには入室が制限されております。
病室の窓は開かず、何度も手洗いするよう言われており、手洗い場も設置されてました。
窓からの景色は良かったのですが、入院したら基本的に外には出れないので数日とはいえ外の空気が恋しくもなりました。
またクリーンルームの中にさらに無菌室があり、骨髄移植を受ける方はここに入ることになります。
窓越しでその中を少しだけ見る程度しか出来ませんでしたが。
僕が入った部屋にはすでに3名の方が入院されており、色々とお話を聞くと地方から転院された方やすでに何度か移植を受けた方がおりました。いよいよドナー提供が現実味を帯びたものになってきました。
個室の方が良かったなーと思ってましたが今となっては患者さんのお話を聞けたのは大きかったなと思います。
荷解きして病衣に着替えると健康そうな僕ですらあっという間に病人の仲間入り。
ただ一つだけ気掛かりなことが……
白血病に限らないのですが、治療で抗がん剤や放射線治療を行う人について回る副作用に脱毛があります。
このクリーンルームにおられる方は皆さんそういう方達であり、女性の方ではウィッグをつけておられる人もいました。
そんなところに髪の毛ふさふさな僕が新入りとして入ってくるんです。
病棟内ですれ違うと奇異な目で見られてる感覚がありました。そりゃそうですよね。
健康体である自分がここにいることが非常に気まずくて息苦しさが出てきました。
僕は健康そのものなので出入りも自由なのですが、入院されている方は出入り制限されてたりします。なので、車内販売よろしく定期的に病院内にあるコンビニから移動販売がやってきます。
僕は下の階まで降りてうろついたりしてたのですが、私服ならまだしも病衣でうろつくのってなんか恥ずかしいんですよね。
なのでほとんどは病室内で積読を崩しておりました。(ここぞとばかりに本を沢山持ち込んだ)
これが僕の根城。(やばかったら消します)
冷蔵庫の使い方が分からんかった…。(ノД`)
ベッドのマットレスが固くて腰が痛かったのを除けばリクライニング機能が神で居心地良かったです。これほしいのだわ。
気軽にナースコールを押してくださいね〜って看護師さんが言ってくれたものの、人を呼んで何かしてもらうことに抵抗があった僕は点滴終わった時ぐらいにしか押しませんでした。(謎の意地)(一度押してはみたかった)
入院中はずっと同じ看護師さんが対応してくれたので気は楽でした。ホントに天使すなぁ。
長くなったので今回はここまで。
続きはまた今度。
すぐ書けるように善処します……。