骨髄ドナー候補になったお話~その4~
随分と間が空いてしまいました。
実は書き始めていた頃はドナー進行中だったので特定されるような情報は控えるようにと釘を刺されておりましたが、もうすっかり終わってしまったので解禁してもいいよね?
えーと、自己血輸血の為の採血までお話しましたね。
この採血の前に健康診断をやったのですよ。
というのも感染症うんぬんはもちろんのこと、全身麻酔を行いますのでスパイロテストという呼吸機能の検査に心電図とかレントゲンとか色々やるんですね。
特にこのスパイロテストがつらい。
やったことある方もいらっしゃると思いますが、トイレットペーパーの芯みたいなやつを口に加えて、息を吸って大きく吐いて吐き続けてってやつです。僕はかつて喘息になった時にやったのですが、何度もダメ出しをくらい嫌というほどやり直した苦い記憶があります。
今回こそはと思っていたのですが、まーダメですよね。何度かリテイクしました。てへぺろ。
心電図もすっごいひさびさにやったのですよ。
すると結果を見た麻酔科の先生が
「この右下がりになってるのは不整脈の人に見られる兆候なんですよね。でもまだ若いから今後指摘されるまでは大丈夫ですよ(ニッコリ)」と言っていたのが気になります……。死ぬのか……。
検査すべてで問題がなければいよいよ入院となります。
はじめての入院にワクワクしていた僕はたぶん変な目で見られていたことでしょう。
ちなみに骨髄ドナーでの入院では入院支度金として5000円給付されます。これでテレビカードなど私費分を払ってということです。
5000円もかかることは基本的には無いのでおつりがかなりきます。めっちゃおいしい。
入院する病棟ですが、血液内科というところになります。あまり目にしない診療科だと思います。ちなみに血液内科はそれなりにやばい症状の方が多く入院されてますので、ドナーさんは大体個室に入院するそうなんです。実際に僕も個室なのかなと思ってました。(個室料はどうなるんだろうと思いましたが……)
しかし入院当日になって知る衝撃的真実。
看護師さん「ホントは一般病棟に入るつもりだったんだけど、ベッドに空きがなくて、クリーンルームの4人部屋になります」
……えっ???
4人部屋?クリーンルーム?
次回に続く